つま先の向きと球筋
つま先の向きを変えただけで、スイング軌道が変わって球筋も変化します。 ここでは、つま先の向きと球筋についてご紹介します。
右足のつま先の開き方は、左右の曲がりに影響右足つま先を開くとフェード系のボールが出やすくなり、逆に閉じるとドロー系のボールが出やすくなります。
これは、右足のつま先を開くと体重移動より回転がしやすくなるのでアウトサイドインのスイング軌道になりやすく、逆に右つま先を閉じると回転より体重移動がしやすくなるのでインサイドアウトのスイング軌道になりやすいためです。
スライスで悩んでいる人は、今より右足つま先を閉じるとスライスが直るかもしれません。
また逆に、フックで悩んでいる人は、今より右足つま先を開くとフックが直るかもしれません。
一度試してみてください。
それから、ドローを打つときは、右足つま先を閉じて、フェードを打つときは右足つま先を開くなど打ちたい球筋により右足つま先の開き具合を変えることもありだと思います。
これもぜひ試してください。
左足のつま先の開き方は、弾道の高さに影響左足のつま先を開かないと弾道は高くなり、開くと低くなります。
これは、左足のつま先を開かないとダウンスイングからインパクトにかけて腰が左にスライドしやすくなるので、インパクト時に上半身は飛球線後方に傾き右肩がより下がるためにロフトも増えて球が上がりやすくなるためです。
弾道が低くて悩んでいる人は、今より左足つま先を閉じると弾道が高くなるかもしれません。
また逆に、弾道が高くて悩んでいる人は、今より右足つま先を開くと弾道が低くなるかもしれません。
一度試してみてください。
それから、高い球を打つときは、左足つま先を閉じて、低い球を打つときは左足つま先を開くなど打ちたい球筋により左足つま先の開き具合を変えることもありだと思います。
これもぜひ試してください。
では、左右のつま先の開き方の組み合わせは、大きく分けて4種類。それぞれの球筋を見ていきましょう。
高めのドローが打ちやすいスタンス/両足のつま先を開かない
右足のつま先を開かないので、インサイドアウトのスイング軌道になりやすく、ドロー系のボールが打ちやすくなり、左足のつま先を開かないので、腰のスライド量が増え上半身が飛球線後方により傾くのでロフトが増えて弾道が高くなりやすい。
低めのドローが打ちやすいスタンス/左足のつま先だけ開く
右足のつま先を開かないので、インサイドアウトのスイング軌道になりやすく、ドロー系のボールが打ちやすくなり、左足のつま先を開くので、腰のスライド量が減って上半身の飛球線後方への傾きが少なくなるのでロフトが立って弾道が低くなりやすい。
高めのフェードが打ちやすいスタンス/右足のつま先だけ開く
右足のつま先を開くので、アウトサイドインのスイング軌道になりやすく、フェード系のボールが打ちやすくなり、左足のつま先を開かないので、腰のスライド量が増え上半身が飛球線後方により傾くのでロフトが増えて弾道が高くなりやすい。
低めのフェードが打ちやすいスタンス/両足のつま先を開く
右足のつま先を開くので、アウトサイドインのスイング軌道になりやすく、フェード系のボールが打ちやすくなり、左足のつま先を開くので、腰のスライド量が減って上半身の飛球線後方への傾きが少なくなるのでロフトが立って弾道が低くなりやすい。
自分の基準のつま先の向きを確認しようスイングタイプや体の柔軟性などにより基準のつま先の向きは異なります。
いろいろ試して、スイングしやすく理想のボールが出るつま先の向きを見つけてください。
基準のスタンスを見つけたら両足のつま先の開き具合を調整して球筋を打ち分けよう!!
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