効果的な素振りの練習方法
ゴルフ上達のために素振りしてますか?
野球やテニス、卓球、剣道など、道具を使うスポーツでは、素振りは上達のために必要な練習方法です。
もちろん、ゴルフでも非常に有効な練習方法です。
しかし、素振りを練習に取り入れている人は意外と少ないように感じます。
練習場には行くけど、素振りはしないという人は多いのではないでしょうか?
素振りは、スイング作りに非常に効果的ですので、ぜひ素振りを練習に取り入れることをおすすめします。
実際にボールを打つ練習よりもフォーム作りには適していますし、そして何より素振りは、お金がかかりませんので。(笑)
ただ、素振りも何も考えずにただ振っているだけでは、あまり効果がないので、ここでは、いくつかの素振りの練習方法をご紹介します。
普通の素振り実際のゴルフクラブで素振りをします。
8Iくらいがいいと思います。
目的は、スイング作りですので、1球1球、実際にボールを打つつもりで振ります。
ポイントは、脇を閉めてしっかり体を回すこと、そして力まずにヘッドを走らせ、フィニッシュで左足にしっかり体重を乗せて静止すること。
初心者は、初めのうちは実際にボールを打つと素振り通りには振れませんが、素振りを続けることで体がスイングを覚えて素振り通りに打てるようになります。
スイング作りが目的ですので、鏡の前や時々スマホなどで動画を撮ってスイングをチェックすることをおすすめします。
自分のスイングを客観的に見て修正することが大切です。
連続素振り連続して素振りをします。
フィニッシュでスイングを止めることなくそのままトップまでクラブを戻してまたスイングを繰り返します。
最初は、スムーズに振れないこともありますが、何回も繰り返すうちに余分な力も抜けてきてスムーズに振れるようになります。
スムーズに振るポイントは、手の力を抜くことです。
軽めにグリップすることでスムーズに振れるようになります。
この連続素振りは、力まず、リズムよくヘッドを走らせることができるようになるので、スイング作りにとても効果的です。
実際、いろいろな方が勧めている最も効果的な練習方法です。
また、連続して振ることにより、肩や腰などの可動域も広がりますので、トップやフォローも大きくなり、ストレッチ効果も期待できます。
距離打ち分け素振りゴルフのレベルが上がってくると、最低でも5ヤード刻みで距離を打ち分けることが必要になります。
そのための振り幅を調整する素振りです。
例えば、8番アイアンの飛距離が135ヤードならば、130ヤードと125ヤードをイメージして少しヘッドスピードを抑えて素振りをする。
ウェッジの飛距離が75ヤードならば、75ヤードから30ヤードまでを5ヤード刻みで打つ素振りをする。
ポイントは、狙う場所をしっかりイメージして打ち急がずにゆっくりしたリズムで振ることです。
テークバックとダウンスイングのスピードを同じにすると距離が安定します。
球筋打ち分け素振りドロー、フェード、高い球 低い球、いろいろな球筋をイメージして素振りをします。
ドロー、フェードは、スタンスと肩のラインは、打ちだす方向、フェースは、狙う方向へしっかりセットして素振りをします。
低い球は、目線を低く、高い球は目線を高くして素振りをします。
ピンポジションをイメージしたり(例えば左ピンなら右からドロー)、アゲインストの時の低い球など、実際のシチュエーションをイメージするとさらに効果的です。
バット素振り野球のバットなど、ゴルフクラブより重いもので素振りをします。
重いものは、手だけでは振れないので、必然的に体を使うようになり、しっかり体を回すボディーターンが身に付きます。
また重いものを振ることにより、筋トレにもなり、下半身や背筋など体幹が鍛えられます。
飛距離アップの為にも有効な素振りです。
ヘッドスピードアップ素振りドライバーまたは、ドライバーより軽いものをとにかく速く振ります。
ヘッドスピードを上げる素振りです。
ヘッドスピード測定器などで測定しながら振るとヘッドスピードの上がる体の使い方などがわかります。
グリップをゆるく握ったり強く握ったり、つま先を開いたり閉じたり、いろいろ試してみるのもいいかもしれません。
ただし、この素振りは、ある程度スイングのできた中級者以上の方にお勧めします。
初心者や初級者の方は、力んでスイングを壊す可能性があるのでお勧めしません。
左素振り右利きの人は、左打ちの素振りをします。
これは、体のバランスを整えるためです。
ゴルフのスイングは、一方向ばかりの運動を続けるので長期間続けていると体に歪が生じてきます。
その結果、バランスの良いスイングができなくなり、また、腰や背中、首などの怪我の原因となります。
その予防や歪みを解消するために左打ちの素振りが必要です。
理想は、右で振った数だけ左でも素振りをしてバランスを整えます。
例えば、練習場で100球打ったら100回左素振り。
まとめて左素振りをするのは大変なので 5球打ったら5回左素振りとかに分けてやるといいと思います。
ラウンド時も、ティーショットの前に2~3回左素振りをする。
左素振りのフォローは、右打ちのトップの位置。
フォローはクラブの重さで引っ張られるのでトップが大きくなる効果もあります。
特に腰痛や首痛になったことがある方は、絶対にやった方がいい素振りです。
ただし、当然ですが、痛みのある時は、ゴルフ自体休みましょう。
ゴムホース素振り1m位の長さのゴムホースなどで素振りをします。
柔らかいので良くしなりますので、しなりをはっきりと体験することができます。
インパクト以降にスピードが上がるように振ることによって、しなりを利用してヘッドを走らせるスイングが覚えられます。
ポイントは、手先だけではうまく振れないので、身体をしっかり回して下半身リードで大きく振るとうまく振ることができます。
以上、いろいろな素振りをご紹介しましたが、素振りは、確実に上達する練習方法です。
まずは、1日10回でもいいので素振りをしてみてはいかがでしょうか。
ゴルフも、「継続は力なり」ですね。
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