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★ Golf Lesson/ゴルフクラブの選び方

スイングバランス(スイングウエイト)について

スイングバランス(ウエイト)とは

スイングバランス(スイングウエイト)とは、簡単に言うとゴルフクラブを振った時のヘッドの効き具合を表すもの。

たとえば、ドライバーを普通に振るのと、逆さまにヘッドのほうを握って振るのとでは全然違いますよね?

逆さまに振ると当然ヘッドの重さを全く感じないで、非常に軽く感じます。

これは、クラブの重心の位置の問題で、野球のバットで言えば、トップバランス、ミドルバランス、カウンターバランスという表現と同じ。

ゴルフでは、ヘッド側が軽い方からA.B.C.D.E、そして、それぞれの軽い方から0~9でC9とかD3とかで表示されます。

C9とD3、D0とD3では、どちらもD3の方がよりヘッドを重く感じるということ。

市販のゴルフクラブのバランスは、男性用が大体D0~D2ぐらい。女性用が、B8~C4位になっています。

一般的には、男性用の軽量級クラブ(アイアンシャフトがカーボン)はD0、中量級クラブ(アイアンシャフトが軽量スチールのNS950など)はD1、重量級クラブ(ダイナミックゴールドなど)はD2になっている場合が多いです。

重量フローとシャフトの硬さが揃っていて意味がある


ただしそれは、あくまでもの重量フローとシャフトの硬さが合っていて初めて意味があるもの。

例えば、330gのD1のドライバーと290gのD1のドライバーでは、スイングバランスは同じでも振った感じは全然違いますよね?

また、複雑なのが重量とバランスが全く同じでもシャフトの硬さが違うと振った感じは全然違うということ。

柔らかいシャフトのほうが、ヘッドを感じて重く感じます。

だから、スイングバランスは、クラブ全体の重量とシャフトの硬さをそろえた上での「目安」だと思えばいいと思います。

クラブ全体の重量とシャフトの硬さをそろえた上で常識的な範囲のバランスになっていれば大体OK。

後は、スイングタイプによって合うバランスは違うので、ヘッドに鉛などを貼って自分の気持ちよく振れるバランスを確認することが大切です。

一般的には、スイングリズムの遅いタイプは重めで、スイングリズムの速いタイプは軽めがいいと言われています。



個人的には、軽いバランスは操作性はよくなるが、ダウンスイングで力みやすくなり飛距離も多少落ちる様な気がします。

一般的にウェッジは、重い方がいいと言われて市販のウェッジもD4とかD5のものもありますが、男子プロは意外とウェッジをD1とかD0とか、軽くしている人が結構います。

これは、操作性を重視しているからだと思います。

また、クラブの重量がその人にあっていて、力みやすい人は、ヘッドに鉛を貼ってみるといいかもしれません。

ヘッドの重みを感じやすくなると、切り返しから、力を抜くとヘッドが自然と加速して降りてくる感覚がわかり力まなくなるかもしれません。

平行バランスと変動バランス

平行バランスとは、全番手を同じバランス(例えばD2)にすることであり、市販されているアイアンのほとんどはこの平行バランスである。(ただしPWだけ1つバランスを重くしているものもある。)

変動バランスとは、番手ごとにバランスを変えることである。

例えば、ロングアイアンはD0、ミドルアイアンはD1、ショートアイアンはD2など、通常はクラブが短くなるに従って重くする。

ただ、男子プロなど操作性を良くする為にアイアンよりウェッジのバランスを軽くする逆の場合もある。

平行バランスと変動バランスどちらが良いかと言えば、それは、人それぞれで好みの問題。

自分は、経験上少し変動バランスがよくて、PW~4Iまで、鉛で調整して1ポイントの差をつけている。

PWがD3で4IがD2。

具体的には、アイアンはD2にそろえてあるので、PWに2.1gで、以下4Iまで、1.8g 1.5g 1.2g 0.9g 0.6g 0.3gの鉛を貼って調整してある。

結構微妙な重さで、本当に違いがわかるの?

という声が聞こえそうですが、貼ってないのと微妙に違うのです。

決しておまじないではありません。(笑)

練習場では、あまり影響は無いのですが、ラウンド中でいざという時、調整してないと、ショートアイアンでトップすることが多くなりこんな感じにしました。

一般的に言われているのが、年齢が高くなってきたら(だいたい40歳以上)変動バランスがいいということ。

これは、年齢が高くなってきて、体が硬くなるってくると長いクラブが振りにくくなってくるのが原因だと思う。



年齢が高くなってくると、まずロングアイアンが打てなくなってくる。

そこで、バランスを軽くして振りやすくするということだと思う。

最近、ロングアイアンが打てなくなってきたのでユーティリティーに変えようかと思う前にバランスを軽くしてみよう。

バランスダウンの方法は、シャフトを組んだ時にバランサーで調整していたらその調整の重量を減らすか減らせなければシャフトカット。

ただ、その前に簡単にバランスダウンさせる方法があります。

それは、ずばり「短く持つ!!」

短く持つことが苦手な人もいるようですが、まずは、短く持って打ってみて、よかったらまだロングアイアンは打てる!!

その時は、バランスダウンしてみましょう。

スイングバランスの調整方法


●スイングバランスを上げる方法

◎鉛を貼る
クラブのヘッド部分に鉛を2g貼ると、バランスは約1ポイント上がる。(例/D1→D2)

◎グリップを軽くする
グリップを5g軽くすると、バランスは約1ポイント上がる。(例/D1→D2)

◎シャフトを伸ばす
シャフトを1インチ(2.54cm)伸ばすと、バランスは、約6ポイント上がる。(例/D1→D7)

●スイングバランスを下げる方法

◎グリップを重くする
グリップを5g重くすると、バランスは約1ポイント下がる。(例/D1→D0)

◎グリップ下巻きに鉛テープを使う
グリップ側を5g重くすると、バランスは約1ポイント下がる。(例/D1→D0)

◎シャフトカット
シャフトを1インチ(2.54cm)短くすると、バランスは、約6ポイント下がる。(例/D1→C5)


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