練習場の広さについて
練習場は広い方がいい?皆さんは、練習場は広ければ広いほどいいと思ってませんか?
例えば、距離が80ヤードと250ヤードの練習場があった場合、料金が同じならば、皆さんはどちらの練習場を選びますか?
ほとんどの方は、250ヤードの練習場を選ぶのではないでしょうか。
なぜなら、飛距離やボールの曲がり具合もわかるし、そして何より気持ちがいいから。(笑)
そういう自分も以前なら、迷わず250ヤードの練習場を選んでいました。
しかし、今は違います。
今なら、スイング作りのための練習なら、あえて80ヤードの練習場を選びます。
それはなぜか。
そう、ある時から広い練習場の「罠」に気づいたのです。
その罠とは、ゴルフにとって大敵の「力み」です。
広い練習場は力みやすい練習場が広いと、どうしても球筋と飛距離が気になってしまい、知らず知らずのうちに力んでしまうのです。
まして、練習場のレンジボールは、通常のボールよりも、飛ばないし、高さも出ないので余計に力んでしまうのです。
練習場が広くなればなるほど、ドライバーを練習している人と、力んでフィニッシュでよろける人が多くなる傾向があります。
よほど気を付けてないと、球数を打てば打つほど、その力みが身についてしまうのです。
ゴルフのスイングにとっては、この「力み」をなくすことが一番大切といっても過言ではありません。
ゴルフ上達のために必要なのは、芯でボールを打つ為の力まない、いいスイングを身につけること。
せっかく、ゴルフ上達のために練習場に行っているのに、力んだ悪いフォームを身につけてしまうという「罠」にはまることになるのです。
広い練習場で練習するときは、力まないことを常に意識する必要があります。
スイング作りには、狭い練習場がおすすめその点、狭い練習場なら、飛距離や球筋も気にならないので、変に力むこともなく、スイング作りに集中することができます。
ハーフショットの練習や短いアプローチショットなども、ターゲットが絞りやすくてやりやすいですし、もったいないとは思いません。(広い練習場だとこういう練習は、なぜかもったいないと思いがち。笑)
方向性やボールの高さなども、練習場の距離が50ヤードもあれば十分わかるので問題なし。
無理して、広い練習場に行っていた方は、ぜひ狭い練習場でボールを打ってみてください。
恐らく、いつもより力まないスイングが自然とできるはずです。
自分も、メインの練習場を200ヤードの練習場から70ヤードの練習場に変えてから、力まなくなってスイングもスコアも安定しました。
皆さんの中には、わざわざ料金が高くて遠い、広い練習場に行っている人もいると思います。
そういう方は、安くて狭い練習場が近くにあるなら、そこでお得にスイング作りをしてください。
特に、スイング作りをしている方は、遠くても狭い練習場に行かれた方がいいと個人的には思います。
ゴルフは、決して飛ばす競技ではなく、あくまでもターゲットスポーツだという事を忘れずに!!
広い練習場のメリット・デメリット■メリット ・飛距離がわかる ・ボールの曲がり具合がわかる ・とにかく気持ちいい
■デメリット ・飛距離が気になり無意識のうちに力んでスイングを壊す ・ドライバーばかり練習したくなる ・ハーフショットや短いアプローチショットはもったいないと思いがち。 ・料金が高め
■こんな練習に向いてる ・ドロー、フェードの練習 ・飛距離UPの練習 ・距離の打ち分け ・クラブの打ち比べ(試打) ・ストレス発散
狭い練習場のメリット・デメリット■メリット ・飛距離がわからないので力まずスイング作りに集中できる ・ターゲットが設定しやすい(右から2番目の柱に当てるなど) ・ハーフショットや短いアプローチショットはもったいないと思わない。 ・料金が安め
■デメリット ・飛距離がわからない ・ボールの曲がり具合がわからない
■こんな練習に向いてる ・スイング作り ・ハーフショット ・アプローチショット
お住いの近くに違う広さの練習場がいくつかある方は、その日の練習内容によって練習場の広さを変えることで効率のいい練習ができるかもしれません。
ゴルフ初心者や初級者は、とにかく最初は、狭い練習場でスイング作りをすることをお勧めします。
「力みすぎだよ」と、よく言われる方には、特に、狭い練習場をお勧めします。
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