ゴルフクラブのバランス変化による振動数の変化
ここでは、ゴルフクラブのスイングバランスの変化によって振動数がどう変化するか実験をしてみたのでそれを紹介します。
まず、振動数測定器は、三光精衡所のSANKO VIBROSCOPE V3。
測定に使用するクラブは、タイトリストの910 D3 ドライバーで、シャフトは、純正で装着されていたモトーレ5.5のS。ちなみにグリップは、ラバーグリップ。 バランスの調整方法は、ネック部分に鉛を貼って調整。
ではまず、バランスD1から測定。振動数250cpm。
次は、バランスD2で測定。振動数249cpm。
次は、バランスD3で測定。振動数248cpm。
次は、バランスD4で測定。振動数247cpm。
次は、バランスD5で測定。振動数246cpm。
■結論
なんと、バランスを1つ上げると、振動数は1cpmきれいに下がる結果となりました。
例えば、バランスを5つ上下させると振動数は5cpm変化するのでシャフトの硬さはハーフフレックス位変わるということ。
ちなみに、下記に記してありますが、ドライバーより短い7番アイアンやウェッジでも同じ実験をした結果、これも同じようにバランスを1つ上げると、振動数は大体1cpm下がったので、全クラブ、バランスを1つ変化させると振動数は約1cpm程度変化すると言ってももいいのではないでしょうか。
■実験結果===================
●ドライバー 45.25インチ 910 D3 ・シャフト モトーレ5.5 S ・バランス/振動数 D1 250cpm D2 249cpm D3 248cpm D4 247cpm D5 246cpm
●7番アイアン 36.5インチ ・シャフト DG SL S300 ・バランス/振動数 C9 341cpm D0 341cpm D1 340cpm D2 338cpm D3 337cpm
●7番アイアン 37.125インチ ・シャフト モーダス ツアー120 S柔らかいほうに1番手ずらし ・バランス/振動数 D1 313cpm D2 312cpm D3 311cpm D4 310cpm D5 309cpm
●ウェッジ58度 35.5インチ ・シャフト モーダス ツアー120 S ・バランス/振動数 D2 334cpm D3 333cpm D3 333cpm D4 332cpm D5 331cpm ==============================
以上、何かの参考になれば。
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