レンジボールの飛距離&ミート率検証
レンジボールは、コースボールに比べて飛距離が落ちます。
飛距離が落ちるという事は、当然ボール初速も遅くなります。
ミート率は、「ボール初速」を「ヘッドスピード」で割った値なので、初速が遅くなればミート率も低くなります。
(例えば、ヘッドスピードが40m/sで、ボール初速が56m/sだったらミート率は、1.4。ヘッドスピードが、40m/sのままで、ボール初速が52m/sに下がったらミート率は、1.3。)
そこでレンジボールの飛距離とミート率はどのくらいなのか、検証してみました。
使用した測定器は、ユピテル ゴルフスイングトレーナー GST-5 W。
使用クラブは、ドライバー。(キャロウェイ レガシーブラック440)
検証ボールは、レンジボール2種類とレンジボールに混ざっていたかなり古いDDHのコースボール。
比較しやすいように、ヘッドスピードが42.5m/sの時のデータを採用。
いずれも芯に当たったなと思うものなので完全なものではないけど大体はあっていると思います。
まずは、W練習場にてダンロップの黒のロゴのレンジボール。
このボールは、ダンロップのレンジボールの中で一番飛距離と弾道が抑えられているタイプ。コースボールに比べ、15%程度飛距離が落ちるといわれています。
計測結果は、ヘッドスピード42.5m/s ボール初速57.6m/s 飛距離202ヤード ミート率1.35。
とにかくこのボールは飛ばない。インパクト後、バンカーショットのようにヘッドがボールを追い越しているような感じすらある。ボール初速が遅いのが明らか。
次は、S練習場にてダンロップの緑のロゴのレンジボール。
このボールは、コースボールに比べ、10%ちょっと飛距離が落ちるといわれています。
計測結果は、ヘッドスピード42.5m/s ボール初速59.5m/s 飛距離210ヤード ミート率1.40。
黒ロゴのボールよりは飛ぶが、やはりコースボールに比べると明らかに初速が遅く弾道も低い。
次は、かなり古いDDHのコースボール
計測結果は、ヘッドスピード42.5m/s ボール初速61.5m/s 飛距離219ヤード ミート率1.44。
さすが、「腐ってもコースボール(鯛)!」明らかにレンジボールより飛びます!
レンジボールに混ざっていたかなり古いコースボールだったので、最新の新品コースボールだったらさらに初速が上がりミート率も上がったと思います。
今度、ラウンド時に新品コースボールのデータを測りたいと思ってますので、測ったら更新します、
●計測結果
ボール | ヘッドスピード | ボール初速 | 飛距離 | ミート率 | ダンロップレンジボール(黒ロゴ) | 42.5m/s | 57.6m/s | 202y | 1.35 | ダンロップレンジボール(緑ロゴ) | 42.5m/s | 59.5m/s | 210y | 1.40 | かなり古いDDHのコースボール | 42.5m/s | 61.5m/s | 219y | 1.44 |
使用したユピテル ゴルフスイングトレーナー GST-5 Wは、飛距離係数を変更できますがミート率は変更できません。
飛ばないレンジボールで、コースボールでのミート率を出そうとしても絶対に出ませんので、そこは理解していた方がいいと思います。
ミート率を計測しながら練習する場合は、その練習場のレンジボールでの、ミート率を大体把握しておくことが大切です。
芯に当たったかどうかわからない人は、ミート率を見るよりショットチェッカーなどで打点を調べた方がいいと思います。
以上、何かの参考になれば。
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