各ゴルフクラブの適正重量
ドライバー(45インチ)の適正重量ドライバー(45インチ)の適正重量としてよく言われる理想とする大体の目安は、5番アイアンの重量 -85g~-105g位。
この20gの差は、アイアンの重量差で変えたほうがいいみたいです。
例えば、
◎5番アイアンが375gならドライバーは、290g。(重量差85g) ※アイアンのシャフトが軽量カーボンのセッティング
◎5番アイアンが405gならドライバーは、310g。(重量差95g) ※女子プロのロングヒッターに多いセッティング
◎5番アイアンが430gならドライバーは、325g。(重量差105g) ※男子プロに多いセッティング
※当然、アイアンの重量を変えたらそれに伴ってドライバーの重量も変えないとだんだん調子が落ちてきてしまいます。(筆者経験済)
3W(フェアウェイウッド)の適正重量この3Wの適正重量については、以前から疑問を持っていて、ドライバー +10g~20gという説もありますし、+25gという説もあります。
そして、市販のFWの重量を見てみると、ほとんどが330g以下です。
ドライバーは大体310g前後が多いのに。
ということは、メーカーは、ドライバー +10g~20gくらいでFWを出していることになります。
ただ、これは、重量フローからすると軽すぎると思います。
筆者もFW選びは、長年の課題で、いろいろな重量のFWを試してきました。
おかげさまで、FWは、15本。
重量はもちろん、シャフトの硬さなどいろいろ。
1回打っただけでは、なかなかわからないので、最低3か月は使い続けて最近やっと結論が出ました。
それは、3Wの適正重量は、ずばりドライバー +25g~30g!! (あくまでも個人的な見解です。)
そして、5W、7Wは、0.5インチで7g重くすればいいと思います。
+10gの3Wを使い続けると、最初からトップすることが多く、そのうちまともに当たらなくなります。
+20gの3Wを使い続けると、最初は振りやすくて飛距離も出ますが、だんだんとトップ目に当たるようになります。
また、打ち急ぐようになってゆったりとしたスイングができなくなります。
今までラウンドで使用した3Wで、大きなミスもなく安定して使用できたのは、やはりドライバーより+25g~30g重いもの。
昔まだ、初心者で、クラブの重量フローなどもわかってなかった時に意外と打てていたのが、キャロウェイのスチールヘッドプラス。
このクラブは、70g代のシャフトが刺さっていて、3Wで確か340g弱くらいでした。
その頃ドライバーは310gくらいを使ってたからその差は30g弱。
その事からもやはり、3Wの適正重量は、ずばりドライバー +25g~30g!!だと思います。
クラブメーカーがこれより軽いFWを販売する理由は、飛距離追求だと思います。
安定性を求めるなら+25g~30g。
これでしっかり打てなかったら、3Wはあきらめて、4Wや5Wからにするという考えでいいと思います。
これを重量フロー的に計算してみると、
一般的に45インチと表示されているのドライバー(実は60度法で測ると約45.5インチ)と43インチ(60度法)の3Wで計算してみると・・・。
45.5インチ - 43インチ = 2.5インチ
単純に、長さの差は、2.5インチなので、1インチ14gのフローで計算すると、35g差になる。
2.5インチ × 14g = 35g
しかし、35g差だと実際に振ってみると、明らかに3Wが重い。
以前から考えていたのだが、ドライバーとFWの差だけが単純に計算したものと合っていないような気がしていた。
そこで考えたのが、フェースの重心位置。
ドライバーの重心位置は、FWの重心位置に比べて約0.5インチほど高い。
ということは、グリップエンドから重心位置間での長さの差で計算すると・・・・。
45.5インチ - 43インチ - 0.5インチ = 2インチ
2インチ × 14g = 28g!!!!! やはり、+25g~30g!!だと思います。
ウェッジの適正重量ウェッジは、一般的には、同じか、+10g位がいいとされています。
ウェッジは、いろいろな距離を打ち分けるので重いほうがより安定します。
また、柔らかいボールを打つためには、ゆっくり大きく振ることがポイントなので、重いほうがより打ちやすい。
パターについて意外と盲点なのがパター。
実は、パターの重量フローについては、ほとんど聞いたことがありません。
パターは、いろいろな長さがあって他のクラブのように、ショットするものではないので重量フローに当てはめることが難しいと思いますが、やはり適正重量はあると思います。
経験談を書いてみると・・・・。
実は、以前パターが、絶不調になった時期がありました。
それまでは、パターは下手ではなかったのですが、ある時期からパット数が40を超えるようになってしまった。
その頃ショットは調子が良かったのでパット数が40以上だけど、スコアは80台というラウンドが続きました。
パターがよければ、70台も出るのにな~、と思っていました。
パターが笑っちゃうくらいに入らず3パットのオンパレード!!(この表現古い?)
50cmくらいも怖くて打てなくなってました。
毎日のようにパットの練習をしても全然だめ。
特に距離感が合わない。
そうこうしているうちにある日気づきました。
パターが軽いのでは?
そこで、重いグリップに変えて、その上グリップの下とヘッドの下に鉛を貼って合計30g位重くしてみた。
そして、ラウンド。
不思議と安心して打てるのである。
確かパット数は、34くらいだったと思います。
結局、原因は、パターが軽すぎたことでした。
しかし、前はしっかり打ててたのに何で急に絶不調になったんだろう??
そして気づきました。
パターが、絶不調になりはじめた時期と、アイアンのシャフトを軽量スチールからダイナミックゴールドに変えた時期が一緒だったことを。
パターもやはり、14本目のクラブとして重量フローを考慮しなければいけないと感じた出来事でした。
クラブの重量を変えは時は、パターの重量もチェックしよう!
|