ウェッジのバウンス角(バンス角)はとても重要
今までのウェッジのシャフトは、ダイナミックゴールドS200。
重量があり適度にしなるので長年愛用している。
しかし、2年前からアイアンのシャフトを少し軽くするために、ダイナミックゴールド XP X100 (柔らかいほうに1番手ずらし)に変更。
ただ、ウェッジは、変えずにダイナミックゴールドS200のまま。
アイアンの流れを考えると、ウェッジもダイナミックゴールド XP X100がいいかなと思い、違うウェッジにダイナミックゴールド XP X100を挿して今回のラウンドで試してみた。
いつものウェッジ クリーブランド CG15 58度 バウンス角8度 シャフト ダイナミックゴールドS200
今回の使用したウェッジ ミズノ MP ウェッジ 58度 バウンス角 10度 ダイナミックゴールド XP X100
しかし、今回のラウンドで、シャフトを試すはずが・・・・・。
今回使用したウェッジは、いつものものよりバウンス角が2度だけ大きかっただけなのにラウンド中にバウンス角が原因と思われるミスが出た。
※バウンス角とは、写真のようにシャフトを垂直にした時のリーディングエッジからのソールの出っ張り部分の角度で、数値が大きいほどバウンス角が大きいことを示す。一般的に、バウンス角が8度以下をローバウンス、12度以上をハイバウンスと呼ぶ。
まずバンカーで、いつものように打つとトップ気味に入ってしまってかなりのオーバー。
次にアプローチ、少し芝の薄いところからのピッチエンドランで、やはりこちらもトップ気味に入ってかなりのオーバー。
今までのウェッジでは、トップすることはほとんどなかった。
シャフトを硬くて軽くした場合も同様にトップ気味になる時もあるが、両方のミスともクラブのソールが跳ねてる感覚が伝わってきたのでやはりバウンス角が原因だと思う。
以前も、12度のウェッジを試したことがあるが、50~60ヤードのアプローチショットが飛びすぎてしまうし、短いアプローチもトップしてしまうので1ラウンドでお蔵行きになった。
今回は、バウンス角が2度しか違わないからあまり変わらないだろうと思っていたが、2度の違いだけでも影響は大きかった。
やはり、自分には、ローバウンスが合っていると再認識したラウンドだった。
よくローバウンスは上級者、ハイバウンスは初心者などと思っている人がいるがそれは大間違い。
プロでもハイバウンスを使っている人も多い。
要はスイングタイプや打ち方により最適なバウンス角が違うということ。
ハイバウンスはヘッドが刺さりにくくなり、滑りやすくなるのでハンドファーストの強い人やダフリやすい人に合っている。
逆にローバウンスは、ソールが滑りにくいので少しでもボールの手前に入るとダフリやすくなるが、ボールを直接打ちやすく、ソールが跳ねてトップしやすい人に合っている。
また芝の薄い時や開いて打つときはローバウンスの方が打ちやすい。
初心者でもアプローチでトップしやすい人やバンカーでホームランなど飛びすぎのミスの多い人は、今使っているウェッジよりローバウンスのものを、逆にダフリやすい人やバンカーからなかなか脱出できない人は今使っているウェッジよりハイバウンスのものを使うとミスが確実に減ると思います。
自分に合ったバウンス角がわからない人は、ハイバウンスとローバウンスのものを実際のラウンドで試してみることをおすすめします。
練習場のマットの上で試しても、ローバウンスでもマットの上では滑ってしまいますので違いはあまりわかりません。
必ず、芝生の上で試してください。
ローバウンスは、上級者向けで難しいなんて思っていてハイバウンスを使っている人!!
もしかしてローバウンスの方が簡単に打てるかもしれません。
ゴルフクラブはやはり先入観にとらわれずに、実際に使ってみて自分に合うものを選ぶべきですね。
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