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パッティングの不調の原因

一時期、パットが全然だめになってしまった時があった。

特に、ショートパットが、「しっかり打てない」のである。

その期間、約2年ちょっと。

本当にひどくて、3パットのオンパレードで40パット以上の時も何度か。

心底、パットが怖くなり、50cmくらいも入らない時があり、同伴者からも、「冗談? わざと?」と言われることも。

でもショットは好調を維持していたので、それでもスコアは、80台・・・。

パットがよければ70台・・・、とほほ・・・。

と、枕を涙でぬらした夜も(笑)。

元々、パッティングは苦手ではなく得意な方だった。

ゴルフを始めた頃から、いろんな人に「転がりがいいね。」とよくほめられていた。

しかし! なぜだ?

これがうわさの「イップス?」と思いながら、日々原因を探りながらパターの練習。

パターも、いろいろ変えてみた。

ピンタイプ、2ボール、マレット型、32インチ、35インチ、軽量パター・・・。

しかし、どれもだめで、しかも変えるたぴに距離感が合わずさらに悪化。

これは、明らかに打ち方の問題だと観念して(笑)、とりあえず以前使用していて一番しっくりきていたパター1本に決めて原因を探すことに。

そして、月日が経ち、いくつかの原因が判明し、徐々に回復。

現在では、パット数も30前半くらいで、調子がいいと20台!



完全復活となりました!!

で、その原因は、3つありました。

原因1、グリップを柔らかく握りすぎていた。


パターのグリップは、できるだけ力を抜いて握れと言われます。

昔は(今も?)、例えとして「小鳥を両手で包む感じで」とレッスン本にはよく書かれてました。

最初に、その例えを見たとき、「何で小鳥なんだろう?」と疑問に思ったものです。

なかなか小鳥を両手で包む機会は無いですから(笑)。

よりわかりやすくするなら、「豆腐を両手で包む感じ(特に木綿豆腐)」とか、「プッチンプリンを両手で包む感じ」とか(笑)。

自分も最初から、グリップは軽く握るほうだったんですが、よりよいパッティングのためにより軽く握るようにしていきました。

これが、だめでした。

軽く握りすぎると当然グリップが緩みやすくなり、フェース面が安定せず、またインパクトの瞬間に変わってしまうので方向性が安定しません。

また軽く握りすぎるとヘッドが走ってしまいスピードのコントロールが上手く出来なくなり、距離感もあわなくなります。

ある時、そのことに気づいて少し強く握ってストロークみたら、びっくり!! しっかり打てるようになりました。

自分には、「パターは、しっかり強く握る」が正しいアドバイスでした。

ショットの時に、飛ばしたい時は軽く握って、アプローチなど飛ばしたくない時は強く握るように、パターもロングパットは少し軽く、ショートパットは少し強めに握ったほうがよいと思います。

では、なぜパターのグリップは、軽く握れと言われるのか?



これは、「軽く」とか「強く」が、相対的な表現なので、その感覚に個人差があることが理由だと思います。

例えば、グリッププレッシャーを、1から10の数値で表した場合、

(1は、グリップが滑り落ちない程度に一番軽く握った強さ、10は、思い切り強く握った強さ。ちなみにタイガーウッズは、通常は5で握り、高速グリーンだと3以上にはならないと言っています。)

最適なグリッププレッシャーを、「5」だとすると、6~10で握っていた人には、「軽く握れ」というアドバイスはあっていますが、5以下で握っていた人には、間違ったアドバイスになってしまいます。

恐らく、強く握りすぎている人が多いので「パターのグリップは、軽く握れ」というレッスンが多いと思います。

正確には、「強く握りすぎてはいけない。」または、「"1~10"の"5"の強さで握る」という表現が正しいと思います。

一度いろんな強さで握ってストロークすることをおすすめします。

原因2、手首を全く使わないようになっていた。


これもよく言われます。

「パターは、手首を使わないようにと。」

元々手首を使うタイプだったけど、更なる上達をするために、グリップも逆オーバーラッピングにして手首をほとんど使わないように練習していた。

しかし、悪くなる一方。

そしてある時、どうしようもなくなって昔のように手首を使って打ってみたら・・・。

なんと、しっかり打てるし、転がりもいい。

微妙な調整もしやすい。

考えてみれば、野球のボールを2m位離れた相手に投げる場合、主に手首を使って投げる。

手首を固定して投げると非常に投げづらい。

これも、言い換えれば、「手首を使ってはいけない」ではなく「手首を使いすぎてはいけない。」

繊細なタッチは、手首を使ったほうが出ると思う。



ただこれはあくまでも、しっかり肩を回すことが絶対条件。

またタイプにより異なると思う。

原因3、リターン機能付のパターマットでの練習。


パッティングの不調の原因は?_1

パターの練習器と言えば、多いのがリターン機能付のパターマット。

これは、ボールが自動で返ってくるので非常に便利。

自分は、これでよく練習をしていた。

しかーし、本番では全然だめ。

そしてある日また気がついた。

距離感のずれ。

このリターン式パターマットは、カップ手前50cmほど傾斜がついているので、平らなものよりも結構強めに打たないとカップインしない。

恐らく、このリターンマットで2mの距離をジャストタッチでカップインさせるストロークの強さは、通常では倍くらい(この場合4m位)のストロークの強さだと思う。

そして、結構強めに打つので、上りのラインと同様、カップインは簡単で微妙なタッチなどは必要ない。

これの距離に慣れてしまうと、本番のグリーンでは、同じ感覚で打つと大オーバー。

そうすると次は、大ショートとなる。

ストロークの練習にはいいが、パターで大事な距離感にはマイナスである。

あくまでもまっすぐ打つためのストロークの練習用と考えるべきである。

そこである時から、昔買ってあった下記のカップを使ってみたら、非常に難しい。

パッティングの不調の原因は?_2

微妙なタッチが求められるし、距離感も養える。

これで1mと2mの距離をしっかり練習するようにしてから、パッティング(特にショートパット)が飛躍的によくなった。

リターン機能付は、あくまでもストロークの練習用とわきまえよう!!


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